こんにちは。ゆうや(@yuya596)です。
本日は「TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル」の使い方を解説していきます。
パート6に特化した珍しい参考書であり、正しく使用すれば短期間でのスコアアップが望めます。

Contents
パート6特急の特徴
パート6特急の一番の特徴は、名前の通りTOEICのパート6形式の問題が120題(模試7.5回分)ある点で、非常に珍しい参考書です。

そもそも、パート6は問題数が少なく、またパート5の知識で対策可能であるため、従来は重点対策は不要とされる分野でした。
しかし、2016年の形式変更に伴い、問題数が16問に増え、文挿入といった新しい形式の問題も出題されるようになったため、パート6対策の重要性が増しました。
そのような事情から「地味だから差がつく」というキャッチフレーズで、このパート6特急が発売されました。
パート6特急のメリット
パート6特急のメリットは次の2点です。
- 問題を多くこなすことで早く正確に回答できる
- パート6の対策を網羅的に学べる
1つずつ見ていきましょう。
問題を多くこなすことで早く正確に回答できる
先ほども述べましたが、パート6形式の問題が120題も収録されており、多くの問題をこなすことが可能です。
そのため、1冊やり切ることで、回答速度や正確性が確実に向上します。

パート6の対策を網羅的に学べる
パート6は出題範囲が狭いため、出題パターンや解き方もパート6特急で網羅出来ます。
意外と知らないテクニックを学べるので、効率的なスコアアップが期待できます。
パート6特急のデメリット
続いてパート6特急のデメリットを解説します。
- 問題が易しい
- レイアウトが使いづらい
- 文法知識が身に着くわけではない
1つずつ見ていきましょう。
問題が易しい
パート6特急の問題は比較的易し目で、クセの無い問題となっています。
そのため、確実に満点を狙うための参考書としては使えず、あくまで「高速かつ安定的に9割を取得できる」参考書として活用して下さい。

レイアウトが使いづらい
特急シリーズにしては珍しく、非常に使いづらいレイアウトとなっています。
40題の問題がまとめて出題された後、その後ろに40題分の解説がまとまっているため、「一問一答形式で参考書を使用したい方」には使いづらい構成となっています。
文法知識が身に着くわけではない
パート6特急を行っても、文法知識はあまり身につきません。
多少は向上するのですが、問題数や出題パターンが少ないため、あくまで「パート6に慣れる」ための参考書として使用します。
文法知識を身につけたいのであれば、以下の記事で紹介してる文法特急等で勉強して下さい。
パート6特急の効果的な使い方
パート6で勉強する際は以下の2点を意識して下さい。
- 短期集中で勉強する
- 時間を測定して解く
これまで説明したように「パート6形式に慣れる」ための参考書なので、時間を意識せず、何か月ダラダラ勉強しても一切効果はありません。
どんなに長くても2週間以内で終わらせることを意識して、短期間で取り組んでください。
また、1週すればパート6の形式には慣れるので、何週も勉強する必要はありません。多くても2週までにして下さい。
パート6特急を使うべき人・使いべきでない人
最後に、パート6特急を使うべき人とそうでない人を紹介します。
<パート6特急を使うべき人>
- パート5の対策を行ってもパート6のスコアが伸びない
- 800点以上のスコアを狙っており、早くパート6を処理したい
<パート6特急を使うべきでない人>
- パート5の対策をまだ行っていない
- パート5の対策で充分パート6も得点出来る
- 目標スコアが800点未満
パート6特急は、「パート5の対策を行ってもパート6のスコアが伸びない人」が対象です。
当然ですが、パート6のスコアがある程度取れる人は、わざわざ対策する必要はありません。
また、目標スコアが800点未満なら、パート6よりも、リスニングやパート5対策を行った方が効率よく取得できるので、実施する必要はありません。
まとめ
パート6特急は、人によっては非常に相性の良い参考書で、短期間で効率よくスコアアップが期待出来ます。
実際に僕も、パート6特急のおかげでスコアがかなり上がりました。
一方で、パート6特急を行う必要が無い人にとっては、時間の無駄になってしまいます。
パート6特急に限った話ではありませんが、勉強する際は、その参考書が自分にとって必要かどうか、しっかり見極めてから取り組むようにして下さい!