こんにちは。コウジ(@koji596)です。
「大学院に進学するか学部卒で就職するか」
ほとんどの理系大学生が悩むことです。
結論を先に伝えると、一部の人を除いて大学院進学は辞めた方が良いです。
僕は学部卒で就職しましたが、院進学しなくて良かったと常に思ってます。
最後まで読めば、なぜ院進学をオススメしないか納得します。
Contents
理系学生の多くが大学院に進学する理由
理系学生の多くが院進学する理由は、理系の特殊な環境に4年間身を置いているからです。
考えて欲しいのですが、理系大学にいる人は次の通りです。
- 博士課程を修了した教授や講師
- 修士課程や博士課程の先輩
- 院進学することを決めている友人
こんな環境にいたら、どう考えても院進学に選択肢が偏ります。
特に高学歴になるほど院進学率は高く、学部によっては9割を超えています。
学部就職はおかしいとする雰囲気さえあり、ある意味では洗脳です。
学生自身も、院進学は就職を回避するための免罪符となるので喜んで進学ます。
一方の大学側も、研究成果が増えるし、学費も落としてくれるし、メリットしかありません。
どこを切り取っても院進学する選択肢が優位になっており、その結果ほとんどの理系学生が思考停止で院に進みます。
院進学を悩んでいる人は、まずは院進学に偏っている環境にいることを自覚し、フラットな判断が出来るように価値観をリセットしましょう。
大学院進学をオススメしない理由
続いて大学院をオススメしない理由を説明します。
結論は「20代の2年間と数百万円」という非常に貴重な資産を投資する割に、大学院進学によるメリットはほとんどないからです。
大学院に行かずに学部卒で
早めにプログラミングや投資の勉強を
始めた方がよかったと後悔しています高学歴の理系学部は大学院に進学するのが
当たり前みたいな空気になってますが
修士号は給料が微増する以外では
何の役にも立たない2年間と数百万円というコストに対する
メリットはほぼないです— YUJI@ZONE入学者1780名突破 (@YUJI_MZTN) February 10, 2020
上のツイートは京大の大学院を卒業した方の発言ですが、そんな素晴らしい学歴も役に立たないようです。
実際僕の周りの院卒も、給料や待遇はほとんど同じです。院卒の方が手取りが数万円多いだけです。
むしろ学生という甘えた環境が2年間余分に続くため、若い年齢を無駄にするデメリットの方が大きいです。
大学院生は「研究を頑張っている」という大義名分があるので、ほとんどの人は行動を起こさず、何の役にも立たない研究とアルバイトで日々を費やすなど、学生の延長を過ごしています。
莫大な投資をしたのにデメリットが大きいというのが、僕が考える大学院の現実です。
大学院進学をしても良い人
院進学はオススメしないと言いましたが、以下の3つの条件に当てはまる人は進学OKです。
- メーカーの研究開発職に就きたい人
- 外銀・外コンに入るため学歴ロンダしたい人
- 研究者になりたい人
1つずつ見ていきましょう。
メーカーの研究開発職に就きたい人
メーカーの研究開発職は、基本的に院卒しか採用しません。
学部卒の学生は、品質管理や生産技術などの技術職にはなれますが、研究開発職に就くことは難しいです。
ただし、だからといって安直に院進学することはオススメしません。
本当に研究開発職に就きたいのか自問自答しましょう。
4年間理系大学に身を置くと「研究職以外は就職する価値無し」みたいなクレイジーな洗脳にかかりやすいですが、研究職って世の仕事の中でもコスパが悪い部類です。
本当に研究したいなら止めませんが、思考停止で研究職になるのはオススメしません。
外銀・外コンに入るため学歴ロンダしたい人
外コンや外銀に入社するには、東大や京大の学歴が必要です。
どうしてもそうした企業に入りたい人は、学歴を入手するために院進学をしてもOKです。
ただし先ほどと同様に、本当に外コンや外銀に入りたいのか自問自答しましょう。
今の時代は、外コンや外銀に入れる人なら、ホワイト企業に入りながら副業した方が余裕で稼げますし、自由な時間が手に入ります。
研究者になりたい人
研究者になりたい人は、是非院進学して研究して下さい。
院進学の本来の目的は「研究の勉強をすること」なので、研究者になりたい人は何も悩まず進学しましょう。
ただし、「研究者になる=博士課程を取得する」です。
修士課程では研究者になれないので注意して下さい。
裏を返せば、博士課程まで行く覚悟がない人は基本院進学しない方が良いです。
まとめ
理系大学生は院進学するべきかどうか説明しました。
院進学は20代の2年間と数百万円という、めちゃくちゃ大きな投資をする決断です。
そんな大きな決断を「周りが進学するから」という理由で思考停止で行ってはいけません。
この記事を読んで方は、是非フラットな目線で院進学するかどうか決めて下さい。
コメントを残す