こんにちは。コウジ(@koji596)です。
- 同じミスが多い
- 論理的に状況を説明することが苦手
- ミスをネガティブに捉える
上記の特徴に当てはまっている人は、問題解決思考が欠如している可能性があります。
この記事では、問題解決思考を鍛える方法を現役のコンサルタントが解説します。
最後まで読めば、問題解決スキルが身につきます。
Contents
問題解決スキルとは
名前の通りですが問題を解決するスキルです。
問題とは下図のように「理想と現実のギャップ」で定義されます。

「納期遅延」や「見積不備」のような仕事のミスだけが問題と考えがちですが、正しい定義は「理想と現実のGAP」です。

例えば現在TOEIC600点の人が「3か月後にTOEIC800点を取得する」という目標を立てた場合も、理想と現実にGAPが生まれるので、そこで問題発生になるのです。

問題解決思考を鍛えるメリット
問題解決思考を鍛えるメリットは次の3つです。
- 論理的思考力が向上する
- 仕事の生産性が高くなる
- 報連相の質が向上する
1つずつ説明します。
論理的思考力が向上する
問題解決思考の向上は、そのまま論理的思考力につながります。
後述しますが、問題を解決するためには「MECEな現状分析」「真因特定」など、ロジカルシンキングを用いる必要があるからです。
そもそも問題解決思考とは、僕たちコンサルタントの仕事そのものなので、問題解決思考を身につければコンサルタントのようなロジカルシンキングが身につきます。
仕事の生産性が向上する
仕事は「営業の失敗」から「日報の誤字脱字」など、重要度は違えど何かしらの問題が常に発生しています。
この問題解決能力が早ければ、当然仕事の生産性も向上します。
報連相の質が向上する
問題解決思考が身についている人は、現状分析が上手く、内容が明確な報告や相談が出来ます。
そのため無駄な時間が減り、上司からの評価も高くなります。
問題解決を行う方法
問題解決は以下の4つのステップで行います。
- 現状分析
- 真因特定
- 施策立案
- 施策実行
1つずつ説明します。
現状分析
問題とは「理想」と「現実」のGAPと説明しました。
つまり、現実を正しく把握できていないと問題を解決することは難しいです。
そこで、今の現実をコントロール可能なレベルまでMECEに分解して分析して下さい。

例として納期遅延を分解してみましょう。
納期遅延は「受注側・発注側」の原因に別れます。
さらに「突発的・恒常的」な原因に分けることが出来ます。

このように、「納期遅延」という漠然とした現実を、コントロールが可能なレベルまで具体化して分解します。
ここまで分解したうえで、今の現実を分析しましょう。
例えば社内体制は整っているのか、人的ミスや機械トラブルを防ぐ仕組みはあるか、などです。
真因特定
現状分析が終わったら、真因を特定します。
真因とは問題の真の原因です。
例えば納期遅延に関して現状分析を行った結果、「スケジュール管理がずさん」という現実が明らかになったとしましょう。
それは問題の真の要因ではありません。
「スケジュール管理がずさん」という現状を“なぜ”で深堀して、根本要因を突き止めましょう。

このように、”なぜ”で掘り下げていくと、真の要因はタスクをタイムリーに管理できていないことだと分かります。
施策立案
真因が特定できれば問題は8割方解決しています。
あとは解決策を立案して実行するだけです。
今回の場合は、タスクをタイムリーに反映させるためのルールの策定や、オンライン上の管理ツールの導入などが挙げられますね。
施策を考える時は「効果」「実行現実性」の2軸から考えると、クリティカルな施策を打つことが出来ます。
施策実行
最後は、先ほど立てた施策を実施するだけです。
もし上手く実行できない場合はPDCAを回しながら改善していきましょう。
まとめ
本日は問題解決思考について解説しました。
このスキルを身につければ仕事の生産性が向上するなど多くのメリットがあります。
ビジネスマン必須スキルですので、トレーニングで身につけて下さい。
