【マーケティング】STP分析を初心者向けに分かりやすく解説

こんにちは。コウジ(@koji596)です。

 

STP分析を分かりやすく解説します。

 

小難しい言葉で誤魔化した表面的な説明ではなく、具体的な使い方までしっかり落とし込みます。

最後まで読めばSTP分析を使いこなせるようになります。

 

STP分析の重要性

STP分析とはマーケティングフレームワークの1つであり、商品設計する際の市場・顧客選定で活用します。

コウジ
具体的な商品の設計方法は以下の記事を読んで下さい。

【Webマーケティング】自分の商品を設計する方法

2021年7月6日

 

セグメンテーション(S)、ターゲティング(T)、ポジショニング(P)の頭文字を取っており、以下の画像のように、「市場の細分化・市場の選定・競合との差別化」を行います。

 

どんなに良い商品でも、戦う市場が悪ければ売上は伸びません。

逆に良い市場を見つけても、競合との差別化が出来なくては顧客は獲得出来ません。

そのため、STP分析で市場や商品を深堀することが大切です。

 

それぞれのステップでどんなことを行うのか、具体的に解説します。

 

セグメンテーション(S)

セグメンテーションとは市場を細分化することです。

当然ですが、「196カ国・78億人」という全世界を対象にしても、商品は売れませんよね。

そのため、市場を細分化して適切な市場を見つけることが大切です。

 

市場を細分化する際は大きく4つの切り口があるので、それぞれ説明します。

 

人口による細分化

人の特徴を基に細分化する手法です。

以下のような切り口があります。

  • 年齢
  • 性別
  • 家族構成
  • 学歴
  • 職業

 

地理による細分化

地理的要因を基に細分化する手法です。

以下のような切り口があります。

  • 国/都道府県/市町村区
  • 宗教
  • 気候
  • 文化

 

心理による細分化

消費者の心理を基に細分化する手法です。

以下のような切り口があります。

  • 価値観
  • 性格
  • ライフスタイル
  • 購入動機

 

行動による細分化

消費者の行動を基に細分化する手法です。

以下のような切り口があります。

  • 購入頻度
  • 買い替えタイミング
  • 使用用途

 

ターゲティング(T)

セグメンテーションで市場を細分化したので、その中からどの市場で勝負するかを決めます。

ターゲットを定める方法は大きく3つありますので説明します。

 

全ての市場に同じ商品を販売

細分化したセグメントを無視して、同じ製品やサービスを販売します。

競争力や経営資源が豊富な大企業が、汎用性のある商品を販売する際に限って有効です。

 

全ての市場に異なる商品を販売

細分化したセグメントに合わせて、それぞれの商品やサービスを販売します。

商品設計の手間やコストは増えますが、その分販売機会が増えます。資金に余裕がある企業に有効な戦略です。

 

1つの市場に1つの商品を販売

細分化した市場の中から1つを選定し、1つの商品を販売します。

個人や中小企業に有効な戦略であり、狭い市場に自分のリソースを全て突っ込んで大企業と戦います。

 

ポジショニング(P)

最後に競合との差別化を行います。

価格やクオリティ、サービスの提供形態などを軸にして、競合には無い特徴を持たせます。

分析軸の例を以下に示します。

  • 価格
  • 品質
  • サービス提供形態
  • 規模感
  • 初心者向け/上級者向け
  • サービス提供期間

 

例えば遊園地を「絶叫度合」と「世界観」の軸で分析してみると、次のようになります。

「絶叫系が少なく現実的な遊園地」という差別化が出来そうですが、そのような遊園地は需要がなさそうですね。

この場合は「絶叫度合・世界観」以外の軸で再度分析することで、差別化ポイントを見つけることが出来ます。

 

まとめ

STP分析の使い方を解説しました。

自分の商品を設計したり、会社でのマーケティングを行う際に必ず必要な考え方なので、使いこなせるようになっておきましょう。

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