こんにちは。ゆうや(@yuya596)です。
総合系コンサルティングファームに勤めてる僕が「コンサルタントの実情」を説明します。
勘違いが多い業界なので、コンサル志望者は正しい情報をインプットし、本当にコンサルタントになりたいかを考えて下さい。

コンサルの給料
コンサルの給料は高くないです。理由は以下の3つです。
- 時給換算すると低い
- 福利厚生が皆無
- 残業代が皆無
額面だけ見ると、確かに受け取る給料は高いです。ですが、福利厚生や労働時間まで考えると、決して給料は高くありません。
そもそもコンサルに入れる優秀な人は、数ヶ月プログラミングやライティングの勉強をすれば、余裕で月10万以上は稼げます。
これだけ稼ぐ手段が豊富な現代において、「給料」だけで判断してコンサルティングファームに入ることは、絶対におススメしません。
コンサルで身に着くスキル
コンサルティングファームでは尋常じゃないくらいにソフトスキルが身に着く一方、ハードスキルは身につきません。
ソフトスキル・ハードスキルとは以下の通りです。
■ソフトスキル:仕事の間接的に役立つスキル
- コミュニケーション力
- 論理的思考力
- マネジメント力
- ドキュメント作成能力
- 課題解決力
- リーダーシップ etc…
■ハードスキル:仕事に直結するスキル
- プログラミング
- デザイン
- マーケティング
- データ分析
- ライティング etc…
独立や副業でお金を稼ぎやすいスキルはハードスキルです。コンサルではハードスキルが身につかないので、将来起業・独立したい人は不向きです。
ただし、ソフトスキルを短期間で身につけることが出来る点は、非常に魅力的です。
ソフトスキルは日系企業の緩い環境では中々身につかず、ソフトスキル自体を持っていない社会人も多いです。
ですが、最近はソフトスキルの重要性に着目されており、一生使えるスキルでもあるので、若いうちに獲得しておくに越したことは無いです。

コンサルのやりがい
仕事自体のやりがいは皆無です。
「企業の病院」「経営者と熱い議論を交わす」など華やかなイメージを持たれますが、実際はExcel分析や資料作成など泥臭い業務が大半です。
僕がやった作業をいくつか紹介します。
- 問い合わせ用のメールテンプレート100個作成
- お客様の支出の分類を目視で割り当て
- 新システムのテストを毎日100本作成
- 業務手順書のレイアウトを修正
お察しの通りクソつまらないです。
周りが優秀でモチベーションが高いので、働くこと自体は楽しいのですが、業務そのものに魅了は感じていません。
コンサルの労働時間
「コンサル=激務」と言われていますが、実際はそこまで激務ではありません。
もちろん一般的な会社に比べたら労働時間は長いですが、波があります。忙しくなるのは以下のようなときです。
- 中間/最終報告前
- プロジェクトの掛け持ち
- ブラックな上司に当たる
確かに忙しい時期はバカみたいに働きます。(1日16時間労働とかしてました。)
「社内打合せが夜の20時に終わって、翌日の昼から最終プレゼン」ってことも頻繁にあるので、そうなれば当然徹夜です。
しかし、忙しくない時期は、1日4時間程度しか働かないことも多々あります。
アウトプットを出していれば文句は言われないので、仕事が早ければ割とサボれます。

また、コンサルはお客にもよりますが、基本リモートOKなので、暇な時期は超ホワイトです。1ヶ月休み取る人もいます。
1ヶ月毎日16時間労働の月もあれば、1ヶ月休む人もいるという、極端な働き方をしています。
コンサルのキャリア
コンサルを経験した後は、キャリアに困ることはありません。
コンサル業界で転職を繰り返す人もいれば、自分がコンサルしたお客様の業界に転職するなど、幅広いです。
特に新卒でコンサルに入社しておけば、20代の転職で困ることは無いと思ってOKです。
コンサルの社風
コンサルは世間で言うほどドライではありません。(もちろん会社や部署によりますが)
本当に仕事が出来ない場合はクビにされますが、コンサルの面接を通過した優秀な人であれば、そう簡単にクビにされないです。
一方で無駄な付き合や忖度が無いことは、世間のイメージ通りです。
飲み会が強制されることも無いですし、出張ではホテルや新幹線は別々に取ります。上下関係も厳しくなく、上司とのチャットでも、当たり前に絵文字やスタンプを使います。
社風に関しては、非常に気に入っています。
コンサルの実情まとめ
今回は「コンサルの実情」についてお話ししました。
良くも悪くも「世間で言われているほどのイメージではない」のがコンサルです
個人的にはソフトスキルの獲得が一番の魅力だと思うので、やりたいことが見つからない若い人は、入社の価値が十分にあります。
一方である程度の年齢の方が入社する際は、体力や将来性含めて良く考えて下さい。
とにかく勘違いが多い業界なので、事前にしっかりと調査を行うようにして下さい!