こんにちは、ゆうや(@yuya596)です。
「面接に受からない」
「書類選考が通過しない」
その原因の1つはガクチカの内容です。
今回はダメな就活生が作りがちなガクチカの特徴を3つご紹介します。
多くの就活生のガクチカを添削した中で、これから説明する特徴に当てはまっているガクチカが非常に多かったです。
最後まで読むことで、ライバルと差別化でき、通過率が上がります。
課題や解決策が嘘くさい

ガクチカを作る際は、大体は次の5つの流れで作成します。
- 学生時代に頑張ったこと
- 取り組んだ理由
- 課題
- 課題を乗り越えた方法
- 結果・学んだこと

このとき、就活生は多くはこのように考えると思います。
「課題なんて発生してねえ…」
全力で取り組んだことなら何かしらの課題は発生すると思います。
ただし、遊び感覚で活動していたサークルやアルバイトでは、課題なんてそんなに出てきませんよね。
そこで多くの就活生は「課題と解決策を捏造」します(笑)
実際に僕も捏造していたので、それ自体は問題無いです。
ただし、捏造したせいで嘘くさいガクチカになることはNGです。

「私のテニスサークルは出席率が悪かったため、飲み会を定期的に開催しました。その結果メンバー間で本音で語り合うことが出たため、信頼が生まれ仲が良くなりました。結果としてサークルの出席率は劇的に向上しました。」
僕が面接官だったら次のように思います。
- 出席率が悪いのに飲み会にはみんな参加するの?
- 仲良くなったら出席率改善されるの?
このように、多くの疑問が残る嘘くさいガクチカは通過しません。
課題を捏造するとこんなガクチカになりがちなので注意して下さい。
アクションプラン
そんな嘘くさいガクチカを作らないためには、次の3点を実施して下さい。
①本当にその解決策で課題が解決できるか考える
基本的ですが、その解決策で課題が解消されるのかもう一度振り返ってください。
振り返る際は、「その解決策により何が改善されて結果としてどうなるか」を考えましょう。
➁課題を細分化して考える
課題と一口にいっても原因は様々ですので、細分化して考えましょう。
例えば、「出席率が低い」という課題に対して
- 人間関係の問題
- 練習場所の問題
- 時間や曜日の問題
- 雰囲気の問題
- 管理制度の問題
など色々細分化出来ますよね。
その際に、出席率が低い真の問題を仮定して、その仮定に沿った解決策を捏造しましょう。


③課題を設定しない
そもそも捏造するから嘘くさくなるわけです。
どうしても課題が無いのであれば、課題を無理矢理作らなくてもOKです。
「どのようにして課題を乗り越えたか」という内容の代わりに、工夫した点や意識して行った点を書けばOKです。
当たり前のことを言っている

ガクチカで陥りがちなケースとして、「当たり前のことを書いている」というパターンがあります。
実際の具体例を見てみましょう。
私が学生時代に力を入れたことはテニスサークルの活動です。
経理の役職を担当していたのですが、実際に徴収した活動費が、本来徴収すべき金額よりも少ないという問題が発生しました。
そこで、Excelで管理表を作成し、金額の乖離が無いように管理しました。
どうでしょうか?
当たり前のこと過ぎて何のアピールにもなっていませんよね。


アクションプラン
当たり前のアピールをしないためには、「通常業務」と「プラスアルファ」を明確に意識して下さい。
例えば、経理の通常業務はお金の管理ですよね。
そのため、Excelで表を作ったり、会費のズレを発生させないことはあくまで通常業務の範囲内で、やって当たり前のことです。
一方で、以下のような仕事は通常業務ではなく、プラスアルファの仕事です。
- 練習場所の運営元と交渉して場所代を安くした
- 費用の帳簿を作成し、コストダウン出来る支出を見つけた
- 会計作業をマニュアル化した
- Excelに関数やマクロを組み込み、自動化した
このプラスアルファの仕事をガクチカでアピールするようにして下さい。

アピールポイントがズレている

最後に、アピールポイントがズレているガクチカも面接では落とされます。
これは例を出して説明します。
例えばですが、営業職に求められる能力は一般的に次のようなものです。
- コミュニケーション能力
- 交渉力
- ストレス耐性
- 行動力
ですが、営業職を目指す人が次のようなガクチカを話すとどうですか?

主席卒業は素晴らしく評価したいところですが、営業職としてめちゃくちゃ役立つスキルではないですね。
むしろ勉強ばっかりしていて、ストレス耐性や行動力があるか不安になります。
極端な例を出しましたが、職種によって求める人物像というのは異なります。
更に言えば、日経大手企業は言われたことを正確にこなす人材を求めている一方で、ベンチャー企業は自発的に仕事を作り出せる人材を求めるなど、企業の社風によっても異なります。
つまり、選考で求められている人物像とガクチカでのアピールポイントを合致させる必要があるのです。
ただし、受ける会社や職種によって何個もガクチカを用意しなくちゃいけないわけではありません。
ここについては、後のアクションプランで説明します。
アクションプラン
アクションプランは、ガクチカのアピールポイントを受ける会社によって変えましょう。

通常1つのガクチカを作れば、複数のアピールポイントが出来るはずです。
そのアピールポイントを企業に合わせましょう。
例えば、「サークルを設立した」というガクチカでは次のアピールが可能です。
- 行動力
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 計画性
これらのアピールポイントを、受ける会社や職種によって変えて下さい。

アピールポイントを変えることにより、ガクチカの内容を多少変更する必要はあります。
ただし、会社や職種によって何個もガクチカを作る必要は無く、あくまで1つのガクチカを複数のパターンに応用すればOKです!
まとめ

本日はガクチカが通過しない人にありがちな共通点を3つ紹介しました。
繰り返しですが、これまで色々な人のガクチカを添削してきたなかで、今回紹介した特徴のどれかに当てはまっているケースが非常に多いです。
自分はダメな特徴に当てはまっていないか、ぜひチェックして下さい!