こんにちは、ゆうや(@yuya596)です。
本日はガクチカの作り方と注意点を説明します。
ガクチカを作成する際は構成のテンプレがあるので、テンプレ通りに記載すれば誰でも簡単に作成できます。
最後まで読めば、質の高いガクチカが作れるようになります。

Contents
ガクチカとは

ご存知だと思いますが、ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称です。
就活で100%聞かれる質問で、一般的に400字でまとめることが多いです。
ガクチカを作成する理由は次の2つです。
- 就活生の成功体験を知る
- 就活生の価値観・考え方を知る
ここで大切な事は、成功体験以上に、価値観や考え方を重視するということです。

ショボイ成功体験を盛ったところで結局ショボイので、そんなことせずに「なぜ、どのように」といった考え方が詳細に書きましょう。
ガクチカの構成

ガクチカについて説明したところで、実際の書き方の構成を説明します。
ガクチカを書く際は次の手順で作成して下さい。
- 学生時代に頑張ったこと
- 取り組んだ理由
- 課題
- 課題を乗り越えた方法
- 結果・学んだこと
ここで大切なことは、「2.取り組んだ理由」と「4.乗り越えた方法」です。
この二つが、先ほどお話しした「なぜ・どのように」といった考え方につながるからです。
各項目について深堀して説明しますね。
学生時代に頑張ったこと
これはそのままの意味で、最初に「何を頑張ったのか結論を書きましょう」ということです。
つまり”結論ファースト”の考え方を意識するということです。
ガクチカに限らず面接や他のESでも結論ファーストを意識して下さい。
取り組んだ理由
「なぜ自分が取り組んだのか」その理由を考えましょう。
これによりあなたの性格や価値観が表現されるので、面接官は「あなた」という人が自社にマッチするのか判断出来ます。

例えば「毎日ブログを更新した」というガクチカを話す際に、取り組んだ理由を深堀してみましょう。
↓why
ビジネス書のアウトプットをしたかった
↓why
アウトプットすることで知識が身に着く
↓why
ビジネススキルを磨きたい
↓why
入社後に早く活躍したい
表面的な理由は「ビジネス書のアウトプットをするためにブログを更新した」ということですが、本質的には「入社後に早く活躍したいからブログを毎日更新した」となりますね。
この程度自分の考え方を深堀り出来ればOKです。

課題
本気で力を入れて取り組んだことなら何かしら課題や困難だったことがあるはずです。
どんなに小さなことでも良いので、課題を見つけ出しましょう。

課題を乗り越えた方法
ここがガクチカで最も大切な部分です。
どのように考えて、どんな工夫をして課題を乗り越えたのか書いてください。
なお、現状と理想のギャップが課題です。
現状と理想を整理したうえで、どのような工夫をしたのかを思い出すと、乗り越えた方法を作成しやすいです。
結果・学んだこと
最後に、最終的な結果と、その経験を通してどのようなことを学んだのか書いてください。
ここは文章の締めの部分で重要では無いので、簡潔に書きましょう。

ガクチカを作成する際の注意点

続いてガクチカを作成するために意識しておくべき点を説明します。
結果は定量的に記載する
ガクチカで何かを成し遂げた場合、その結果を定量的に記載して下さい。
定量的とは、数値を用いて表すことです。
具体的には次のような事です。
- 売上を前年比5%させた
- 満足度アンケート結果が10ポイント上昇した
- 100チーム中3位に入賞した
- 人数を1年間で8人から120人へ増やした
- 笑顔が素敵なスタッフベスト10に選ばれた
なお、定量的に反対として定性的がありますが、定性的な結果は書かないようにして下さい。
具体的にな結果は次のような書き方です。
- お客様に満足して貰えた
- サークルメンバーの士気が高まった
- メンバーの絆が深まった
定性的な評価というのは第三者の主観が強く、話を聞いただけの面接官ではその結果の良し悪しを判断できません。
数値として定量的に提示する必要があります。
課題を乗り越えた方法は具体的に話す
抽象的な形容詞もNです。
結局あなたが何をしたのか面接官に伝えられません。
例えば次のような表現では、就活生が何をしたのか分かりませんよね。
- 全員の意見を積極的に聞きました
- 全力で接客を行いました

結局何をしたのかが見えてこないので、例えば次のように具体的に書いて下さい。
- 自発的に匿名アンケートを作り、メンバー全員の意見を調査しました
- ベテラン社員にアドバイスを貰いながら、お客様毎に合わせた接客を行いました

1つの内容を書く
言うまでも無いと思ったのですが、念のため説明します。
ガクチカを作る際は、1つの内容で作成してください。
学生時代に部活、勉強、ボランティア、バイトなど色々なことを頑張った人は、色んなことを書きたくなるかもしれません。
ですが、ガクチカには文字制限があるため、一つ一つの内容が薄くなってしまいます。
「私が頑張ったことは、勉強と部活です。」
これはNGです。
勉強なら勉強、部活なら部活と、1つのガクチカに対して1つのエピソードを記載して下さい。
高校時代に頑張ったことは書かない
“学生時代”が意味する学生とは、“大学生時代”という暗黙の了解があります。
というのも、高校生時代のガクチカを書いてしまうと、裏を返せば大学時代は何も頑張ったことがありませんと明言しているようなものです。

ガクチカの例文

それでは、この説明に沿ってガクチカの例を作ってみますね。
実際に就活時代に使ったガクチカでは無く、「今作るんだったらこんな感じで書くな」というものです。
学生時代に頑張ったこと
私が学生時代に頑張ったことは、ブログ運営です。

取り組んだ理由
私は仕事で成果を出すことにやりがいを感じるため、入社後に活躍できるようビジネス書を多く読んでいました。その内容のアウトプットの場としてブログ運営を始めました。

課題
しかし運営開始後半年間は全くアクセスが集まりませんでした。

課題を乗り越えた方法
そこで、二つの点を工夫しました。一つ目は毎日更新です。それまでは時間が無く、週に3回程度の更新頻度でしたが、毎朝6時に起床してブログを執筆し、毎日更新を行いました。二つ目はブログの勉強会に参加したことです。プロが開催するセミナーに参加し、ブログ運営のコツを勉強しました。またセミナーで知り合った友人と情報交換をしたり、励まし合ってモチベーションを保ちました。

結果・学んだこと
結果として現在は月間の閲覧数が5万を超え、収益化も出来ています。
この経験から、継続力や行動力による成功体験を得ました。

まとめ

本日はガクチカの作り方を説明しました。
就活では必ず聞かれる質問ですが、テンプレ通りに作れば難しいモノではありません。
注意点を意識しながら、しっかりと作りこんでください!
ガクチカのネタが思い浮かばない人は、以下の記事を読んでみて下さい。