こんにちは。ゆうや(@yuya596)です。
「Web開発・Web制作」は別物です。副業や転職を考えている人は、必ず両者の違いを理解しておかなくてはいけません。
IT業界で働き、プログラミング副業で稼いでいる僕が、両者の違いや特徴を解説します。
最後まで読めば、進むべき道が明確になります。
Contents
Web制作・Web開発とは
ざっくり結論を伝えると、Web制作はホームページを作ること、Web開発はアプリケーションやシステムを作ることです。
特徴を簡単にまとめると次の通りです。

それぞれ見ていきましょう。
作成物
最初に述べた通り、Web制作は、企業のホームページなど、Webサイトを作成することです。
一方でWeb開発とは、Twitterや食べログなど、アプリケーションやシステムを作成することです。
難易度
Web制作はほとんどが静的なサイト(誰が見ても同じページが表示されるサイト)であり、データベースとやり取りを行う必要はありません。
そのため、作成難易度は低く、初心者でも数ヶ月で作成可能です。
一方で、Web開発はログイン機能やいいね機能など、データベースとのやり取りが必要になります。
プログラミングだけでなく、サーバーやクラウドの知識も必要であり、Web制作に比べて勉強すべき内容が多いです。
また、勉強内容もWeb制作より難しいため、習得難易度は高いです。
使用言語
Web制作は主にフロントエンドで使用する言語を、Web開発はバックエンドで使用する言語を用います。

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それぞれの言語の具体例は次の通りです。
<フロントエンド言語>
- HTML
- CSS
- JavaScript
<バックエンド>
- Ruby
- PHP
- C#
取得期間
Web制作は勉強することが少なく、初心者でも3ヶ月~半年あれば、案件を獲得するレベルのスキルは身につきます。
一方でWeb開発は勉強内容が多いため、プログラミングスクールで3ヶ月程度基礎を学んだ後、数年間の実務経験をこなさないと、フリーランスとして仕事を貰うことは難しいです。
転職にオススメは?
転職する際は、絶対にWeb開発会社がオススメです。理由は次の2点です。
- Web制作は独学で習得可能
- Web開発で独立するには実務経験が必要
Web制作は転職しなくても、独学・もしくはプログラミングスクールで習得可能です。
わざわざ「社歴が無駄に増える」「新しい人間関係を構築する」「退職や転職のめんどくさい手続きを行う」というデメリットをかけてまで転職する必要はありません。
一方で、Web開発は独学でスキルを身につけることはほぼ不可能であり、数年の実務経験が無くては市場価値も高くありません。
そのため、転職するならWeb開発会社に行ってください。
副業にオススメは?
副業する際はWeb制作がオススメです。というより、Web開発案件を副業で獲得することは不可能です。
先ほど申した通りWeb開発は難易度が高いため、現場での実務経験を積んでいる人でないと、副業で案件を獲得することは難しいです。
一方でWeb制作なら、数ヶ月勉強してポートフォリオを作り込めば、初心者でも案件を獲得することは十分可能です。
副業したい人はWeb制作一択です。
これから勉強する場合のオススメは?
これからプログラミングの勉強をする場合は、目的に合ったスキルを選んで下さい。
今後の需要としてはどちらが「良い・悪い」と一概に言えるものではありませんが、正しくスキルを身につければどちらにせよ喰いっぱぐれることはありません。

Web開発が向いている人
Web開発をオススメする人は以下のような人たちです。
- 勉強やコーディングが大好き
- 営業やマーケティングなど上流工程が嫌い
- 人と関わるより手を動かしたい
- 技術を極めたい
- 数年は会社員として働いても良い
- 技術力を磨いて市場価値を上げたい
Web制作が向いている人
一方でWeb制作をオススメする人は以下のような人たちです。
- コーディングはそこまで好きではない
- 一刻も早く独立/副収入が欲しい
- マーケティングや営業など上流工程もやりたい
- 勉強漬けの日々は嫌だ
- マーケティングとのかけ算で市場価値を上げたい
勉強する際の注意点
最後に、Web開発/制作を勉強する際の注意点を2つ説明します。
- 正しくスキルを身につける必要がある
- 副業としてはコスパが悪い
1つずつ見ていきましょう。
正しくスキルを身につける必要がある
Web開発は、スキルレベルが低いと市場価値は上がりません。
専門外なので詳細は説明できませんが、中途半端なスキルのエンジニアは溢れているため、頭一つ抜けないと仕事は回ってこないようです。
Web制作は、マーケティングや営業力も身につけないと、市場価値は上がりません。
Webサイトを作れる人は多く存在するので、ただサイトを作れるだけでは差別化出来ません。サイトを作った上で、お客さんの集客まで担うマーケティング力があって、初めて需要が出てきます。
どちらにせよ、必要とされるスキルセットを理解していないと市場価値は上がらないので注意して下さい。
副業としてはコスパが悪い
「副業するならWeb制作」と言いましたが、月5万円程度なら、Webライティングの方がコスパ良く達成できます。
「一早くノマドワーカーになりたい」という人なら、案件単価が高く、収入の限界も無い「Web制作×マーケター」という進路がオススメです。
ただし、Web制作は「収入までの期間が長い・案件対応負荷が高い」といったデメリットがあります。
会社の片手間で副業として行うには相性良くないです。
会社員として働きながら月5~10万程度の副収入が欲しい人は、WEBライティングの方がコスパが良いです。

まとめ
本日はWeb制作とWeb開発の違いを解説しました。
どちらも「Web系エンジニア」と一括りにされますが、実際は全くの別物です。
「自分が何のためにWeb系エンジニアを目指すのか」これを理解した上で、どちらの勉強をするのか、しっかり考えて下さい!